太陽光発電と宇宙太陽光発電

2019.06.03.Mon

再エネの中でも広く普及している太陽光発電は、半導体に光を当てると電気が生まれる「光電効果」という仕組みで発電します。
半導体に太陽光があたると、電子が光のエネルギーを吸収して動きだします。このとき、2箇所の電極を導線で結ぶと、電流が流れます。
エネルギーを抱えた電子が動き出して仕事をし、半導体に戻るサイクルを繰り返して、電力が供給されるのです。

太陽光発電は、発電するときにCO2を出さないことが最大の魅力です。
空気を汚さず、騒音もなく、メンテナンスが簡単であるため、世界中のあらゆる場所で導入されています。

デメリットは、発電量が天候に左右される、日没後は発電できないといった欠点があります。

そこで、天候の影響を受けない宇宙空間での太陽光発電『宇宙太陽光発電』というのも、実用化に向けて動き出しています。
「宇宙太陽光発電システム(SSPS:Space Solar Power System)」は米国をはじめ先進国が研究開発に取り組んでいる次世代の再生可能エネルギー技術です。
SSPSとは、「宇宙空間において、太陽光エネルギーをマイクロ波またはレーザー光に変換して地球に伝送し、電力として利用するシステム」です。

日本では小惑星探査機の「はやぶさ」で有名なJAXA(宇宙航空研究開発機構)が中心になってSSPSの中核技術を開発中ということです。
2030年代にMW(メガワット)級のSSPSを実用化することが国の目標で、地上の実証試験が本格的に始まっているそうです。