太陽熱発電の仕組み

2019.05.30.Thu

太陽“光”発電と太陽“熱”発電は、どちらも太陽エネルギーを使い発電しますが仕組みは異なります。

太陽の光を一か所に集めると高い温度を作ることができます。
太陽熱発電というのは、太陽の光を鏡で集め、その熱で水を高温高圧の水蒸気に変えて蒸気タービンを回して発電します。
集熱器の種類としては集中形のタワー集熱方式と反射鏡やフレネルレンズを使う分散形の方式があります。

一般的な太陽“光”発電では、太陽光を太陽電池等を用いて、直接電力に変換する必要があるため、夜間などの人々が電気を多く使うときに安定した電気供給ができないという難点がありました。
一方、太陽“熱”発電は蓄熱することにより24時間の発電が可能となり、昼夜をとおして安定した電気供給が可能です。

太陽熱発電には日照量の多いことも必要ですし、装置の構造上、湿気や砂嵐、曇天などの少ないエリアが好まれ、多くの太陽光を集めるため発電所敷地の広さも必要です。
以上の条件を加味すると、多湿で比較的日差しが弱く、天候の悪い日も比較的多く、国土の狭い日本では太陽熱発電に向いている場所があまりありません。
しかし、今後さらに集光技術の向上や、湿気に強い設備の構造が開発されれば、日本においても普及する可能性は高まっていくと考えられています。