風力発電の仕組み

2019.05.23.Thu

風の強い地方では、昔から粉を挽いたり水を汲み上げたりするのに、風車が使われました。
初めて風力発電のベースとなる風車ができたのは、10世紀ごろのイスラム圏からだったようです。
そこから西に遠征にする旅人や十字軍により、ヨーロッパやアジアに伝えられたと言われています。

風力発電は、風車が風をうけて回転することで発電機を回転させて電気が作られます。
自然がつくり出す風の運動エネルギーをそのまま利用するので燃料が必要なく、温室効果ガスや有害物質が出ません。
さらに、風力発電は電力への変換効率が高く、風によるエネルギーの約40%を電力に変換できるそうです。

しかし、風力発電は風が吹いている時しか発電ができないので、発電量が一定ではないというデメリットがあります。
風が弱すぎると発電量は低下してしまいますし、逆に、風が強すぎるときは安全確保のために、風車の回転(発電)を停止することもあるそうです。
また、陸地に作る場合は特に風車が回る際に出る低周波や機械音が騒音問題となることもあります。

日本は世界で6番目の広さを誇る海を有しています。
「洋上風力発電」は、その広さを利用して風力発電施設を筏で浮かべていかりで固定したり、
風車の基礎を海底に固定し、そこで発電が行われます。
建設にはまだまだ課題もあるようですが、
洋上風力発電は、陸地に比べると風の乱れが少なく強い風が安定的に得られると期待できます。